目を閉じるとインカレの思い出が浮かんでくる。
二年生のインカレは苦い思い出だ。
大したことはない足のケガだったが、練習も特に積めていないせいで走ることが怖かった。やる気を失っていた頃のインカレは、自分を見失い、そんな自分を責めてだけいた。
三年生のインカレは楽しかった。
先を走った安藤さんやノブもあつきもりょうせいもいい流れを作っていた。
この流れに乗れれば。いざ、自分の番。
理想的な400通過からの後半戦。粘りきれずホームストレートで失速したが、PBを更新できた。応援にも気持ちがこもる。照りつける太陽の下、充実した時間を過ごせた。
そして四年生になった。
説明会で練習ができず、初戦の800はさんざんな出来。そして企業からのお祈りメール。
でんぐり返しの日々。就活で心がつらくなりそれが競技に影響した時もあった。
でも、いいことも悪いこともすべて過去のこと。切り替えなくてはいけない。
東海インカレまで一週間を切った。最後の東海インカレ、どんな結果でもこれは最後。
一週間後が自分の最高のパフォーマンスが出来るように。
さあ、頑張ろう。
イメトレは十分。当日の自分に期待して、今日はおやすみ。
明日の自分は、きっとうまくいく、はず。
次はたけひろと佐合に回します。
____________________
著者プロフィール
佐藤晃平
名市大人文社会学部現代社会学科4年 中距離パート
好きな食べ物はタケノコ、メンマ
自称メンヘラポエマー