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よろしくお願いします

はじめまして。1年の北島です。ご縁あって名市大で陸上をさせていただくことになりました。よろしくお願いします。まずは簡単に自己紹介します。

 

 

名前 北島康太

学部 医学部

種目 短距離

出身 浜松北高校(静岡)

 

 

陸上は中学生のとき部活でやってました。種目は400mでした。当時僕のいた八幡中は陸上部の部員がたくさんいました。特にうちの学年は凄く、3年のときはクラスの半分近くが陸上部みたいな感じでした。しかし、400mを専門としてる人は僕一人でした。他の部員に聞くとほとんどの人が「400mが一番キツいから」と言ってました。気のせいちゃうんかなあと思ってたのですが、先日面白い話を聞きました。

 

 

生物はATPという物質を分解するときに発生するエネルギーを使って活動します。ATPの生成方法には3つの経路があります。

1.非乳酸系

2.乳酸系

3.酸化系

短時間の運動であれば筋肉内のATPを直接使います。これを非乳酸系といい、持続時間は約10秒と短いが大きなエネルギーを生むことができます。それだけだと足りない場合は筋細胞内のグルコースを分解して乳酸にするときに生成するATPを使います。これを乳酸系といい、1分以内の運動であればエネルギー供給の多くがこの経路によって行われます。よく聞く「乳酸が溜まる」というのはここからきています。さらに長時間の運動を行う場合は酸素を使って複雑な化学反応によってATPを継続的に作ります。これを有酸素系といいます。逆にいうと1.2.は酸素を使わない経路(無酸素運動)ということです。

問題は継続時間です。100mであれば1.をメインで、長距離であれば3.でエネルギーを供給すればいいので分かりやすいです。しかし、400mはタイムが50秒前後であるため1.2.がメインとなります。無酸素運動がある程度継続的に行われるためキツく感じるのだと思われます。

 

基礎生物学の授業で先生がこのようなことをおっしゃっていました。最後の考察は僕の意見なので間違ってるかも知れません。是非調べてみてください。同級生の言っていた400mが一番キツいというのはあながち間違いではないのかもしれませんね。

 

 

緊急事態宣言が解除され、今週から山の上の練習が再開しました。みんなにおいてかれないよう必死についていきたいと思います。よろしくお願いします。