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練習再開!(北島)

こんにちは。短距離2年の北島康太です。7月のテストラッシュも終わり、しばらくは陸上に専念できるようになりました。これまでの分を取り返すつもりで練習に取り組みたい思います。

8月中旬に予定されていた西医体が、今年も中止となってしまいました。自分にとってはこの大会のために練習していると言っても過言ではないので、非常に残念でした。一年間の準備期間が与えられたと捉え、気持ちを切り替えていきたいと思います。

 

せっかくなので先日のテストラッシュの範囲から陸上で参考になりそうなことを紹介したいと思います。生化学のテストから試合直前の食事についてです。

地球上の生命において、運動のエネルギーはアデノシン三リン酸(ATP)という物質から捻出されます。ATPは体内の様々な代謝経路によって生成されるのですが、筋の運動において重要になるのは「グリコーゲン」を利用した経路です。グリコーゲンは炭水化物に多く含まれる物質で、普段は肝臓と筋肉に蓄積されています。酸素が少ない状態(全力疾走中など)で分解されると、最終的にエネルギー源であるATPと乳酸に変換されます。所謂「乳酸がたまる」というのはここから来ています。この経路の利点は、瞬時にATPを生成しエネルギーに変換できることです。スポーツをする上では重要になってくるでしょう。

この観点からすると試合直前期には「いかに筋肉にグリコーゲンを蓄積させたまま試合に出られるか」が重要になります。試合数日前から前日にかけてはパンやご飯といった炭水化物多めの食事に、試合当日はバナナやゼリー飲料といった消化に時間のかからないものにして、徹底的にグリコーゲンを貯めましょう。エネルギー面におけるパフォーマンスへの支障は最小限に抑えられると思います。お役に立てれば幸いです。

次は、主務のひろとくんに回しまーす!お勤めご苦労様です!